前へ
次へ

再生医療はどこまで進んでいるか

現在「iPS細胞」を使った再生医療は研究段階です。まだ実用化されているものはなく臨床研究中のものや、準備が進められているものがいくつかある状態です。現在、実用化に最も近いところにあるとされているのが、「加齢黄斑変性」という加齢によるダメージでものが見えにくくなる眼の病気の治療で、網膜の中に存在する「黄斑」という部分をiPS細胞で作りそれを移植するというものです。それに続いて「神経」や「心臓」に対する再生医療の研究が行われています。例えば「パーキンソン病」への治療に、「ドーパミン」という神経伝達物質を放出する細胞を、iPS細胞で作り移植する臨床研究の準備が整いつつあります。他にも、これまで治療が困難といわれていた「脊髄損傷」についてもiPS細胞を用いた再生医療が期待を集めています。現在、動物実験の段階ではありますが、研究結果としてiPS細胞由来の「神経幹細胞」の移植による修復効果が報告されました。

Page Top